骨親和性放射性核種

骨親和性放射性核種 こつしんわせいほうしゃせいかくしゅ

 体内に取り込まれた場合に、最終的に骨に沈着する放射性核種をいう。吸入時の放射性物質の形状や化学形によって体内移行過程は異なるが、最終的には骨親和性放射性核種は骨に沈着する。例えば、プルトニウムは肺から肝臓、脾臓、腎臓などの軟組織にも一部移行するが、最後は骨に沈着する。骨に沈着した放射性物質から放出される放射線は骨髄を照射し、造血器官の障害の原因になる場合がある。骨親和性核種には、45Ca、90Sr、226Ra、241Amなどがある。


<登録年月> 2012年03月

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