原子力ルネッサンス

原子力ルネッサンス げんしりょくるねっさんす

 原子力発電はかっての低迷の時機を脱し、米国ではブッシュ政権によってウラン濃縮の積極的奨励、新しい燃料サイクルの研究着手、新規発電所の建設検討など原子力推進が打ち出されている。また、欧州においてはフィンランドで30年ぶりに大型原発の建設が始まり、段階的に原発の閉鎖を決めていたドイツで再開の声があがっている。このような米国、欧州における原子力発電への追い風の流れを原子力ルネッサンスと呼んでいる。この背景には、(1)エネルギー消費量の増大 (2)二酸化炭素の排出による地球温暖化の防止 (3)石油、天然ガス価格の高騰 (4)化石燃料の枯渇 (5)原子力支持拡大などがある。


<登録年月> 2006年06月

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