ACE計画

ACE計画 えーすけいかく

 米国電力研究所(EPRI)が主催するACE(Advanced Containment Experiments)計画は、苛酷事故(シビアアクシデント)の影響評価とアクシデントマネージメント対策の検討に必要な大型実験を国際協力によって実施し、格納容器ベントフィルタによる核分裂生成物(FP)エアロゾル除去、格納容器内ヨウ素挙動及び溶融炉心/コンクリート反応に関するデータを参加機関に提供しようとするものである。17カ国、22機関が参加し、日本からは、日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)が1987年から1992年まで参加して、実験データを入手した。ACE計画で得られた成果は、原子力安全委員会におけるアクシデントマネージメントの検討及び産業界における「次世代型軽水炉の原子炉格納容器設計におけるシビアアクシデントの考慮に関するガイドライン」(民間自主基準)の策定に役立てられた。(注:原子力安全委員会は原子力安全・保安院とともに2012年9月18日に廃止され、原子力安全規制に係る行政を一元的に担う新たな組織として原子力規制委員会が2012年9月19日に発足した。)


<登録年月> 2012年12月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ