マスターカーブ法

マスターカーブ法 ますたーかーぶほう

 鋼材の破壊靭性の評価に当って、従来からシャルピー衝撃試験が適用されてきたが、近年、破壊力学的手法を取り入れた破壊靭性試験法が導入されてきている。この手法は、微小な欠陥を含めれば、構造物には、各種の欠陥が存在すると考え、構造物が破壊するか否かの判断をこの欠陥に注目して評価するものであって、マスターカーブ法と呼ばれる。シャルピー衝撃試験法では、最低12個の試験片を必要とするのに対して、破壊靭性の大きなばらつきや温度特性曲線を仮定することにより6個程度の試験片ですむという特徴をゆうしている。


<登録年月> 2006年01月

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