炉心・機器熱流動試験装置(CCTL)は、核燃料サイクル開発機構(現在の日本原子力研究開発機構)において、ナトリウム冷却高速増殖炉の開発を進める上で必要な試験の一環として、原子炉内でのナトリウムの熱流動挙動を把握するために、大洗工学センター(現在の大洗研究開発センター)に建設された施設である。CCTLの目的は、ナトリウム冷却高速増殖炉の冷却材が単相流であり、炉心出入口で比較的大きな温度差を許容できるという特徴があり、この特徴を最大限に生かした自然循環による炉心冷却に着目した受動的安全性を取り入れるためのデータを取得することである。