セミパラチンスク健康影響調査

セミパラチンスク健康影響調査 せみぱらちんすくけんこうえいきょうちょうさ

 セミパラチンスク健康影響調査は、カザフスタン共和国のセミパラチンスクにおいて行われた核実験によって、実験場周辺の住民が受けた被ばくによる健康への影響の調査であり、(財)放射線影響協会内に設けられた放射線疫学調査センターが、1999年から実施している。セミパラチンスク核実験場では、1949年から1989年の期間に450回を超える核実験が行われ、周辺住民が長期にわたって放射線を受けた。この被ばくによる健康への影響、特に低線量域放射線の慢性被ばくによる健康影響についての科学的知見を得ることを目的とした調査である。本調査はカザフスタン共和国の専門家の協力によって実施され、統計解析や評価は日本の放射線疫学、疫学統計学の専門家等で構成される委員会を設置して検討されている。


<登録年月> 2006年01月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ