群分離

群分離 ぐんぶんり

 群分離(fractional partitioning)とは、使用済核燃料の再処理に伴って発生する高レベル放射性廃液中の元素や放射性核種を半減期、元素の化学的性質、利用目的等に応じていくつかの群に分離回収することである。分離対象としては、半減期の非常に長いネプツニウム、プルトニウム、アメリシウム、キュリウムなどの超ウラン元素(TRU)やテクネチウム99、ジルコニウム93、高レベル廃棄物の主な熱及び放射線の源となっているストロンチウム90およびセシウム137、資源として貴重なルテニウム、ロジウム、パラジウムなどの白金属元素が挙げられる。これらの元素の分離により、高レベル廃棄物処理処分の負担軽減および資源の有効利用が図られる。


<登録年月> 2005年11月

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