クアラルンプール宣言

クアラルンプール宣言 くあらるんぷーるせんげん

 2004年2月、クアラルンプール(マレーシア)で「生物多様性条約」第7回締約国会議「カルタヘナ議定書」第1回締約国会議が開催された。会議開催期間中の最後の2日間(18〜19日)に閣僚級会合が開かれ、科学的評価の役割等について意見交換が行われ、クアラルンプール宣言が採択された。この宣言の概要は次のとおり:1)生物多様性条約の3つの目的(多様な生物をその生息環境とともに保全、生物資源の持続可能な利用、遺伝資源利用から生ずる利益の公正な配分)の履行と2010年までに生物多様性の損失割合を顕著に低減、2)生物多様性条約およびカルタヘナ議定書の未批准、未履行政府に対する批准、履行の働きかけ、3)遺伝資源へのアクセスと利益の衡平な配分に関する国際体制の構築、4)海洋および陸上の保護地域のネットワークの創設、5)生物多様性条約に寄与する科学的評価のメカニズムの創設、6)公共および民間のパートナーとのすべてのレベルでのパートナーシップの創設、開発途上国および経済移行国支援のための国および地域センターの整備、等。


<登録年月> 2005年12月

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