ハイドロフルオロカーボン HFC

ハイドロフルオロカーボン はいどろふるおろかーぼん

 hydro fluoro carbon. 炭化水素化合物(ハイドロカーボン)を構成する水素の一部または全部をフッ素で置換した化合物。多種類あるが総称してハイドロフルオロカーボンと呼ばれ、HFCと略記される。塩素を含むクロロフルオロカーボン(CFC)やハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の利用がオゾン層保護のために規制されたため、代替物質として1991年頃から冷媒、発泡剤、洗浄剤、噴射剤等に用いられた。しかし、きわめて大きな放射強制力をもつ温室効果ガスであり、2008〜2012年の温室効果ガス削減目標を定めた京都議定書において排出削減の対象ガスに加えられた。HFCの生産と消費は直接的には規制されていないが、その利用に当たっては、大気排出の防止、機器からの漏洩防止、機器の省エネ設計、及びガスの回収・リサイクルが求められている。


<登録年月> 2012年01月

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