単位量の活動により環境汚染物質等が環境に排出される量を表す。排出原単位とも呼ばれる。多様な定義で用いられ、例えば単位重量当たり又は単位発熱量当たりの各種化石燃料の燃焼に伴う二酸化硫黄、窒素酸化物、二酸化炭素等の発生量若しくは環境への排出量を表す。また、発電分野では、発電技術の環境適合性を比較評価するための指標として単位発電電力量(例えばkWh)当たりの環境排出量が用いられる。なお、最近では運転時における燃料からの排出だけでなく、発電施設の建設から解体に至るまでの全期間を対象として間接的な排出(材料や機器の製造時のエネルギー消費に係る排出)も考慮したライフサイクルにわたる排出係数を指標として、運転時にはクリーンな太陽光発電や風力発電などの技術を含めた比較評価も行われている。