対流伝熱

対流伝熱 たいりゅうでんねつ

 対流伝熱(convective heat transfer)は流体内に起こる伝わり方で、様々な温度の流体同士が混合することにより熱が移動する現象をいう。例えば、空気が温められ、その周りの空気より軽くなると上昇する。これによって、周りの冷たい空気が温めているところに流れ込み、空気の流れができる。水も同様で、暖かくなった水は上へ、上の冷たい水は下へ下がる対流伝熱が発生する。対流式の電気ストーブや電気湯沸かし器がその例である。これらは流体の密度差を駆動源とする自然対流の例であり、自然循環型BWRやウエスティングハウス型の蒸気発生器もこの原理により冷却水が循環している。


<登録年月> 2005年10月

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