国際食品照射プロジェクト

国際食品照射プロジェクト こくさいしょくひんしょうしゃぷろじぇくと

 IFIP 国連食糧農業機関(FAO)と国際原子力機関(IAEA)は、世界保健機関(WHO)の助言に従い、1970年に国際食品照射プロジェクト(IFIP)を開始した。IFIPは、世界中で行われている動物試験の経費節減に役立たせるために、10kGy以下の線量を照射した食品を対象とした種々の動物試験に対して、統一性を持たせるとともに、動物試験に関する情報交換の場を設けた。また、IFIPは、照射食品の安全性に関する独自の委託試験も行った。その結果、照射食品が有害であるという証拠は何も観察することができなかった。このプロジェクトは、10kGy以下の線量を照射した食品の健全性を明らかにして、1981年に終了した。IFIPと並行して、各国で独自に、照射食品の健全性を検討するためのプロジェクトが実施され、多くの試験研究が行われた。


<登録年月> 2005年11月

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