氷床涵養率

氷床涵養率 ひょうしょうかんようりつ

 涵養とは自然の養成であり、氷床涵養率とは、氷床内部での涵養による氷床の増加割合をいう。現存する氷床は、グリーンランド氷床と南極氷床であり、地球温暖化により内陸部の氷床涵養率の増加よりも縁辺部の融解が優るときは、融解が海面水位上昇の原因となる。しかし、観測データが不完全なため、氷床の質量が平衡状態にあるのか、過去100年間に体積が増加したのか、減少したのかの判断は難しい。


<登録年月> 2005年10月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ