経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)は放射性廃棄物管理について、使用済燃料、長寿命廃棄物、解体廃棄物等に関する安全な管理戦略の検討を行っている。放射性廃棄物管理委員会(RWMC、Radioactive Waste Management Committee)は、同機関の常任委員会の一つであり、規制当局、放射性廃棄物管理機関および研究開発機関の代表で構成される。任務は情報交換およびR&Dプログラムの推進である。主要業務として、情報交換フォーラムの設置、基本的問題の共通的理解、技術および科学的なレビュー、会議および出版を通じた情報普及、研究開発計画、安全評価等の国際ピアレビュー等がある。具体的には、廃棄物発生者や規制当局などの関係者のフォーラム(FSC)、安全性事例統合グループ(IGSC)、地質学による放射性核種移行のエキスパートグループ[EG](GEOTRAP)、実績評価EG(IPAG)、泥質岩研究手法EG(Clay Club)、規制当局のフォーラム(RWMC RF)、デコミッショニング・ワーキンググループ(WPDD)がある。また、デコミッショニング国際共同研究計画等の共同研究プロジェクトを所掌する。