Avogadro constant. 物質量1モル(mol)に含まれる粒子(原子、分子等)の数。例えば、質量数12の炭素(12C)1モルは12gであり、その中に含まれる原子の数をいう。通常、NAと表記する。現在はNA=6.02214179×1023/molという値が推奨されている。元々は、同温、同圧、同体積のすべての気体は同数の分子を含むというアボガドロの仮説(その後、アボガドロの法則)から導かれた物理定数であり、気体分子の数に関する概念であった。しかし、現在はすべての相状態に一般化された定数であり、高精度の測定方法として固体単結晶の格子定数を求める方法等が用いられている。