改良型BWR(ABWR)で採用された新技術の1つで、従来の外部循環方式に代えて原子炉圧力容器内に設置して冷却水を循環させるポンプ。インターナルポンプには、軸封部のないウエットモータ駆動の立型単段斜流ポンプが使用され1350MWe級プラントではポンプ10台が設置される。1台ごとに設置される静止型可変周波数電源(インバータ)によって駆動されるため、可変速度運転が可能で原子炉冷却水流量を調節できる。従来のBWRで使用されている原子炉圧力容器の外側に設置する再循環ポンプと比較すると、原子炉圧力容器の外部配管が不要、安全評価の面からは大口径破断の可能性がなくなったこと等の特長がある。