熱エネルギーの量を表し、熱量の単位はジュール(J)であらわされる。1Jは、1N(ニュートン)の力がその力の方向に物体を1m(メートル)動かすときの仕事に相当する熱量である。すなわち、1N・m=1J 、1J/s=1W より 1kWh=3600kJ(=860kcal)となる。なお、従来は熱量の単位として、カロリー(cal)が使用されていたが、1993年に施行された新計量法(1992年(平成4年)法律第51号)によりカロリーは法定計量単位から削除され、国際単位系(SI)のジュール(J)が法定単位とされ、1cal=4.18605Jとした。この値は温度を指定していない。なお、国際蒸気表カロリーでは、1gの水を0℃から100℃へ上げるのに要する熱量の1/100の値を用いて1cal=4.1868Jとしている。