国際エネルギー機関(International Energy Agency)は、国際エネルギー計画(IEP)の実施を通じて参加国の石油供給不足の事態に備えて、備蓄・需要抑制、相互融通等の対応策を講ずるとともに、長期的にはエネルギーの節約、代替エネルギーの開発等を行うことにより、輸入石油への依存度の低減を図るIEP協定の着実な実施を目的として1974年11月にOECD理事会決定によって設立された。IEP計画は、1973年10月の第一次石油危機の中で、エネルギー問題解決のためには、石油消費国と産油国との十分な協議の必要性の認識から、OECD等の各国際機関が検討、協議を進めた結果、取りまとめられた。2002年3月現在のOECD/IEAの加盟国は、26か国。OECD加盟30か国のうち、アイスランド、メキシコ等が加盟していない。