液体捕集法

液体捕集法 えきたいほしゅうほう

 空気中の放射能濃度測定のための空気試料を液体を通過させることにより捕集する方法。空気中の放射能濃度測定のための空気試料採取は、放射性物質の種類とその物理・化学的性状及び試料の測定方法などを考慮して行われる。液体捕集方法は、H-3、C-14のような低エネルギーβ線を放出する気体状の放射性物質を捕集する場合の一方法である。この方法は、蒸留水を入れた数段のバブラ(bubble、気泡発生器)を直列に接続し、ここに試料空気を流通させ空気中の水蒸気をバブラに捕集するものである。捕集された水蒸気の濃度を液体シンチレータ等で測定することにより試料中の放射能濃度を測定することができる。


<登録年月> 1998年01月

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