放射能探知システムは、工業・医療分野などで使用された放射線源が廃棄されて金属スクラップとして回収され、鉄筋・鉄板等に再生される過程で、再生前に放射線源等の混入を未然に探知することを目的としている。例えば、金属スクラップを積載したトラック通過道路に大型放射線検出器でトラックをサンドイッチ状に挟む放射線測定ゲートを設け、トラックをゆっくりとこのゲートを通過させ、放射線の測定を行う。計測指示部は守衛所又は付近の建屋に設置する。これがトラックゲートモニタと呼ばれる放射能探知システムである。放射線の検出器は大容積のプラスチックシンチレータや大型NaI(例えば、3インチφ×3インチ)検出器が使用されている。