可採埋蔵量 かさいまいぞうりょう
埋蔵されている石油資源を採掘する際には原油を流体力学的に取り出す。そのため原始量(Oil in place)を全量取り出すことは困難である。油田において、適切な技術・経済条件において、今後採取可能な原油の量を可採埋蔵量という。1次採取(油層中に含まれている原油を内部圧力による自噴やポンプ汲み上げによって取り出す方法)では、取り出せる油量と原始量の比(可採率または採取率)は25から30%程度、油層中に水やガス等の流体を注入して取り出す方法(2次採取)でも40から50%といわれている。