TIG溶接

TIG溶接 てぃぐようせつ

 TIG(Tungsuten Inert Gas)溶接とは、タングステン電極を使って母材との間にアークを発生させ、その熱で母材及び溶接棒を溶かして接合する溶接方法をいう。この溶接では電極にタングステンあるいはタングステン合金を用い、溶接時に母材の溶融金属部分を大気から遮断して保護する目的にアルゴンやヘリウムなどのイナートガス(不活性ガス)を吹きつけて溶接することからTIG溶接と呼ばれる。TIG溶接は、電極が溶接材料とはならない非溶極式(非消耗電極式)のガスシールドアーク溶接で、溶接材料の溶加棒が溶け、滑らかで光沢のあるビードが得られるという特徴があり、耐食性、延性、靭性にも優れ、溶接欠陥も発生が少なく、高品質な溶接結果が得られる。


<登録年月> 2012年02月

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