常駐代表者会議(Coreper: Comite des representants permanents)。欧州連合加盟各国の常駐代表による会議で、理事会に上げる殆どの案件を審議する。各種理事会で行う決定の準備、補佐機関である。理事会の決定にはA決定とB決定があり、A決定ではコレペールの決定が理事会の決定となる。政治案件、司法・内務、予算等を扱うコレペール2(常駐代表(大使)出席)と、域内市場、環境、雇用、研究等を扱うコレペール1(常駐代表代理が出席)に分けられる。農相理事会については農業特別委員会が補佐する。貿易問題についてはEC条約第133条に基づく「133条委員会」が、共通外交・安全保障(CFSP)分野では各国外務省政務局長で構成される政治・安全保障委員会がコレペールに先立ち審議を行う。