家畜廃棄物気泡型流動床発電

家畜廃棄物気泡型流動床発電 かちくはいきぶつきほうがたりゅうどうしょうはつでん

 家畜廃棄物を燃料とする発電技術の一つである。流動床燃焼では炉床部から流入する空気が高速であるため、炉内物質は沸き立つ気泡と粒子になる。流動床炉では短時間に燃焼を終了させることができ、燃焼制御も容易である。また、水分の多い低発熱量の燃料でも完全に焼却できる。発電コストについては、英国王立工学院の試算では、家畜廃棄物気泡型流動床発電(BFB)が6.8ペンス/kWh(約13.3円/kWh)、波潮力発電が6.6ペンス/kWh(約12.9円/kWh)、陸上風力発電が3.7ペンス/kWh(約7.2円/kWh)、海上風力発電が5.5ペンス/kWh(約10.8円/kWh)、原子力より約1.6〜3倍発電コストが高くなる。


<登録年月> 2005年04月

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