戦略的環境アセスメント(SEA:Strategic Environmental Assessment)とは、「政策(policy)、計画(plan)、プログラム(program)」の3つのPを対象とする環境アセスメントである。事業に先立つ上位計画や政策などのレベルで、環境への配慮を意思決定に統合するための仕組みである。日本におけるSEAは、環境基本法第19条に基づき、環境配慮が政策や計画等の策定に当たって適切に行われるように図られているが、その他の先進諸国においても1992年の地球サミットの開催を契機にSEAの制度導入が急速に進んでいる。