ｅｐｉｄｅｍｉｏｌｏｇｙ。病気の発生、流行病について、その病気の頻度、分布、病因、更に生物学的または社会学的に及ぼす影響を明確にし、疾病の防止対策をたてる学問である。別名公衆衛生の診断学とも云われている。疫学要因を病因側の要因（生物学的、物理学的等）、病気にかかる人の宿主側の要因（主体特性、身体特性等）、環境側の要因（自然的、社会的）に分け、疾病の原因を追求し、その予防に貢献している。近来、疫学は伝染病疾患に限定せず、非感染性疾患や事故災害の原因、更に健康の保持、増進の分野にも応用の範囲を広げており放射線の影響評価にも適用される。