業績結果法

業績結果法 ぎょうせきけっかほう

 Government Performance and Results Act. GPRAと略称される。政府の資金を、より効率的に使用し、納税者たる国民にその使途をより明快に説明できる形で、政府予算に関する議会決定できるよう、米国の連邦政府が実施している各政策を特に経済的観点から評価することを目的とした法律である。1993年に制定された、評価の対象は広範に及び、基礎科学研究を担当しているエネルギー省(DOE)や、国立科学財団(NSF)も含まれている。GPRAは従来のピアレヴューの手法にとどまらず、国民がもっと理解しやすい、しかも資金の効果的、効率的使用の決定判断に役立つような評価方法を、基礎科学研究にも求めているところに特徴がある。2001年ブッシュ政権が発足し、行政の費用と効果が重要視され、特にGPRAと毎年の予算額を連動させようという政策意図が明らかにされた。GPRAは戦略計画(DOEの場合5年間)で示された中期の到達目標や具体的成果目標が、年次計画ではどのように関わってくるのか、それらが予算額とどのような関係になっているのかの記述を求めている。また、年次報告書では、その成果の到達程度がわかりやすく示され、予算の査定にも反映されるようになってきている。


<登録年月> 2004年12月

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