自己遮蔽効果 じこしゃへいこうか
原子核と中性子の反応において、Fe、U−238等の原子核では、あるエネルギーで急激に断面積が増加する中性子の共鳴捕獲がある。炉内の中性子のスペクトルは中性子が吸収されるため共鳴エネルギー付近で凹みをもち、U−238が多くなるほど凹みは大きくなり、U−238の炉内中性子スペクトルによる平均断面積は小さくなる。これを自己遮蔽効果という。