組織荷重係数 そしきかじゅうけいすう
放射線が人体に及ぼす影響において、組織荷重係数は、全身が均等に照射された結果生じるガンとか遺伝的影響等の損害の総計に対するそれぞれの臓器・組織の相対的な寄与を表わす。確率的影響の発生確率は被ばくした臓器・組織によって異なるため組織荷重係数を用いて異なった複数の臓器・組織の確率的影響の全体を実効線量で表現する。実効線量とは、異なった複数の臓器・組織に吸収された線量の影響が、ガンあるいは遺伝的障害と関連づけられるように、それぞれの臓器・組織に荷重係数を乗じることにより求めた線量である。