ウラン製錬

ウラン製錬 うらんせいれん

 ウラン鉱を精製処理する工程を製錬という。一次ウラン鉱物として存在するものは、主としてウランの酸化物を含む閃ウラン鉱、ピッチブレンドおよびブランネル石であり、その品位は一般に0.1〜0.3%U308程度である。ウラン鉱は品位が低いので、採掘現場から遠くないところで、中間製錬処理を行って、イエローケーキと呼ぶ中間製品(U308換算で70〜80%)を得る。この工程をウランの粗製錬という。この中間製品は鉱石と粗製錬の方法によって固有の不純物を含むから、原子炉級の製品にするためには、化学処理施設で更に精製し、用途に応じたウランの物質形態(UF6、UO2、金属ウランなど)にする工程をウランの精製錬という。


<登録年月> 1998年01月

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