ウラン加工施設

ウラン加工施設 うらんかこうしせつ

 ウラン加工施設では、一般に次のような流れで、軽水炉用燃料集合体を製造している。最初に、受入れたUF6をUO2粉末に転換する。次にUO2粉末を圧縮・焼結してUO2ペレットを作る。ペレットは円筒形で、直径、高さとも約1cmである。ペレットは被覆管の中に詰められて、燃料棒が出来上がる。燃料棒の長さは、3.5mから4mである。1つの燃料棒の中のペレットの濃縮度は、PWR 用の場合は同じである。一方、BWR 用の場合は、棒の中心で濃縮度が高く、中心から離れるに従って低くなる。燃料棒は束ねられて、燃料集合体になる。以上の工程を1つの施設で行う場合と、2つに分けて、各々別の施設で行う場合とがある。


<登録年月> 1998年01月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ