国際非電離放射線防護委員会

国際非電離放射線防護委員会 こくさいひでんりほうしゃせんぼうごいいんかい

 ICNRIP.放射線防護活動の国際的交流を目的とする国際放射線防護学会(IRPA)が、非電離放射線に関する新しい独立専門組織として1992年に設立した。様々な種類の非電離放射線に関連する可能性の考えられる生物影響を調査し、非電離放射線曝露限度に関する国際指針を作成し、非電離放射線のあらゆる問題を扱うための活動を行っている。マイクロ波は電離作用を生じないが、生体内で発熱、誘導電流の発生、細胞内化学反応の変化など生物学的影響をもたらす。本委員会は世界保健機関の環境保健基準35(電界)、69(磁界)の考え方をもとに最新の約200編の論文を含めて評価し、時間変化する電界・磁界及び電磁界への曝露制限のためのガイドライン(1998年)を提唱している。国際放射線防護学会(IRPA)が1990年に出した「商用周波電磁界の曝露制限に関する暫定ガイドライン」は、本ガイドラインに置き換えられている。


<登録年月> 2004年03月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ