ウォーター・ハンマー

ウォーター・ハンマー うぉーたー・はんまー

 水塊や水柱が高速で壁面に衝突する時、あるいは、管内を流れる流体が急にせき止められた時に生じる衝撃力をいう。原子炉の安全評価上問題とされるケースは、水蒸気爆発などによって吹き上げられた冷却材が、炉内構造物や原子炉圧力容器の上面に衝突することを想定した場合である。このケースでは、衝撃力によって炉内構造物や原子炉圧力容器が損傷したり、破損した構造物や制御棒駆動部分が吹き飛ばされ、いわゆるミサイルとなって原子炉格納容器に影響を与えることなどが考えられる。


<登録年月> 1998年01月

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