集団等価線量 しゅうだんとうかせんりょう
collective equivalent dose. ICRP 1990年勧告に導入されている線量で、放射線防護に用いられる線量の一つである。被ばくしたグループに属する人全体について、特定の組織または臓器の被ばくに伴う放射線の影響を表す。グループの平均等価線量(従来の平均線量当量に相当)にそのグループの人数を乗じた値で、単位は人・シーベルト(Sv)である。集団等価線量は、その影響が被ばく線量値と人数に比例する場合で、適当な確率係数が使用できる場合にのみ用いられる。