集団実効線量

集団実効線量 しゅうだんじっこうせんりょう

 collective effective dose. ICRPの1990年勧告に導入された線量で、放射線防護に用いられる線量の一つである。被ばくしたグループまたは集団について、グループ全体としての被ばくに伴う放射線の影響を表す。グループの平均実効線量(従来の平均実効線量当量に相当)にそのグループの人数を乗じたもので、単位は人・シーベルト(Sv)である。集団実効線量は、その影響が被ばく線量値と人数に比例する場合で、適当な確率係数が使用できる場合にのみ用いられる。


<登録年月> 2003年03月

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