水力発電

水力発電 すいりょくはつでん

 hydroelectric power generation. ダムに貯蔵された水を落下させて、発電機を回して行う発電。発電だけ行う一般水力と余剰電力の貯蔵機能をもつ揚水式水力の二つに大別される。一般水力は、出力の調整機能によって、調整池を持たず、出力調整のできない流れ込み式、調整池を持ち、日間または週間程度の出力調整のできる調整池式、大容量貯水池を持ち、月間または年間の出力調整のできる貯水池式の三つに分類される。池の容量が小さいほど、その供給力は河川自流の影響を大きく受ける。揚水式水力は発電所の上下に貯水池をもち、深夜・休日などの低負荷時に下池から揚水して、ピーク時に発電する方式で、需要の変化を平均化させる役割を果たす。また河川自流の影響をほとんど受けないため、安定した供給が期待できる。上池に自流がほとんど流入しない場合を純揚水式、流入する場合を混合揚水式と称する。


<登録年月> 2002年03月

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