機器中性子放射化分析

機器中性子放射化分析 ききちゅうせいしほうしゃかぶんせき

 instrumental neutron activation analysis. 高性能の多チャンネル波高分析器を使用し、エネルギー分解能を飛躍的に高めた中性子放射化分析をいう。中性子放射化分析とは、原子炉を用いて中性子照射により検査物質を放射化し、生成した不安定核種の放出する放射線のエネルギーを測定して検査物質の構成核種を同定する方法である。古くから用いられてきた核種分析法であるが、1970年代に入り、検出器に加えて多チャンネル波高分析器の性能が向上したため、機器中性子放射化分析が広く普及した。最近では中性子放射化分析の主流となっている。


<登録年月> 2012年06月

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