核融合 かくゆうごう
nuclear fusion. 軽い原子核同士が合体する反応を核融合という。地上で最も核融合反応を起こしやすいのは、水素の一種である重水素と三重水素(トリチウム)の反応である(図1(A))。これらが核融合反応を起こすと、反応後の質量は反応前よりもわずかに軽くなる(図1(B))。このとき、軽くなった分の質量は、アインシュタインの相対性理論”質量とエネルギーの等価性”によってエネルギーに変化する。重水素と三重水素の混合燃料1gを核融合反応させると、石油8トン分に相当する莫大なエネルギーが発生する。