異常発生防止系は、その機能を失うことにより、原子炉を異常状態に陥れ、それが原因で一般公衆や作業者に過度の放射線被ばくを及ぼす恐れのあるような系統である。異常発生防止系は、その損傷または故障によって、炉心の著しい損傷または燃料の大量破損の恐れがあるか、または敷地外へ過度の放射性物質が放出される恐れがある構築物、系統および機器で、これらは安全に及ぼす重要度に応じてクラス１からクラス３に分けられ、安全設計のための指針で規定されている。