α-付着率 あるふぁ−ふちゃくりつ
ミュオン触媒核融合反応(低温核融合反応の一つ)で、核融合後に生成されたミユオンがヘリウム原子核(α粒子)に捕捉されてしまう確率をいう。ミュオン触媒核融合は加速器で発生させたミュオンを重水素−重水素(DD)または重水素−三重水素(DT)分子にあてて、電子をミュオンで置換したミュオン分子を生成させ核融合反応を起こす。反応後ミュオンは放出される。放出されたミュオンは再び分子に結合しミュオン触媒核融合に使われる。従ってα付着率が大きいと、核融合反応は消滅してしまう。