Windscale Advanced Gas Cooled Reactor.(WAGR). 英国原子力公社ウィンズケール原子力研究所に設置されたグロス電気出力36MWeの改良型ガス冷却炉の原型炉。1962年から1981年にかけて約18年間運転された。運転終了後は、将来の商用発電用原子炉の廃止措置に備えて、解体技術の開発と経験を得ることを目的とした解体撤去が実施された。解体は1983年に始まり、燃料の搬出、燃料交換装置の解体撤去、熱交換器の除染と撤去、廃棄物保管建屋の建設、炉心部の解体搬出等が行われた。原子炉容器を含め高放射化部分の解体撤去は2009年までに完了した。現在は、生体遮へい体の解体に向けて、調査・検討が行われている。