Highly Active Liquid Waste. 使用済核燃料の再処理工程で排出される放射能レベルの高い廃液。使用済燃料が再処理工程で硝酸に溶解されたのちウランとプルトニウムが抽出される(第1抽出サイクルの共除染)工程からの抽出廃液を主体とする高放射性廃液を蒸発処理して発生した濃縮液を「高レベル廃液」と呼んでいる。発生量は使用済燃料1トン当たり約500リットルである。その比放射能は約3.7E13Bq(1,000 Ci)/リットルである。核分裂生成物(FP)、超ウラン元素(TRU:Transuranic)以外に再処理工程中で添加された薬品のナトリウムなど、および、工程機器、塔槽類、配管からの腐食生成物を含む。