ベルゴニー・トリボンドゥの法則 Bergonie-Tribondeauの法則

Bergonie-Tribondeauの法則 べるごにー・とりぼんどぅのほうそく

 放射線に対する感受性に関して、BergonieとTribondeauがラットの睾丸の放射線効果の研究から導いた一般則。すなわち生体組織の放射線感受性は、その組織の再生能力が大きいほど、細胞分裂の期間が長いほど、また形態的にも機能的にも未分化であるほど高い。これをBergonie-Tribondeauの法則という。これは本来睾丸の正常な機能細胞について見出されたものであるが、放射線の感受性についての一般的な傾向をよく表わしている。若い個体では細胞分裂や物質代謝が盛んであるので、放射線の感受性は高い。反対に高齢者は感受性が低いと考えられているが、定量的には知られていない。


<登録年月> 2001年09月

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