シード・ブランケット炉心

シード・ブランケット炉心 しーど・ぶらんけっとろしん

 seed-blanket core,seed and blanket core. 炉心中央部の出力ピーキングを緩和するためウラン235濃縮度の高い比較的小さい燃料領域(シード)と親物質を主体とする比較的大きい燃料領域(ブランケット)とで構成されている炉心。米国産業界が最初に建造した商用規模のシッピングポート原子力発電所(Shippingport,PWR;正味60MWe;1957年12月18日初発電)の第一炉心は図のようなシード・ブランケット炉心であった。シード炉心はウラン濃縮度93%使用の板状燃料(ウラン・ジルコニウム合金燃料芯、ジルカロイ被ふく)の燃料集合体32体(60枚/体)で構成され、ブランケット炉心は天然ウラン使用の棒状燃料(二酸化ウランペレット燃料芯、ジルカロイ被ふく)の燃料集合体113体(120本/体)で構成されている。


<登録年月> 1998年01月

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