初号機

初号機 しょごうき

 first of a kind. 発電用原子炉プラントなどで初めて建設するものをいう。英語の呼称の略記でFOAKとも呼ぶ。主に経済性評価で用いられる概念である。原子炉プラントなどの大型施設は、設計の標準化と同型機のシリーズ建設を通じてコストの低減が可能である。しかし、初号機の場合には、基本設計、許認可手続き、試験・運転マニュアルの作成、機器の製造、プラント建設等に関するコストがそのまま課されるため、習熟プラントに比べてかなり割高となる。新型の発電プラントの導入を検討する場合には、まず初号機のコストを見積もり、その後量産化した場合のコスト低減の可能性を過去の実績等を踏まえて推定し、経済性を評価する。


<登録年月> 2012年01月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ