熱水路係数 ホットチャネル係数

ホットチャネル係数 ほっとちゃねるけいすう

 hot channel factor. 加圧水型原子炉(PWR)の熱設計において、炉心出力の空間分布、炉心内原子炉冷却材流れの不均一などを考慮して最も温度の高い燃料冷却材流路(ホットチャンネル)の分を補正する安全係数。高速炉(FBR)の熱設計上でも用いられる用語。普通は核的因子(中性子束の空間分布に起因するもの)と工学的因子(核燃料製作上の寸法や均質性に対する許容誤差や原子炉冷却材流量の配分不均一に起因するもの)に分解してそれぞれ算出され、最後に合成される。[原子炉冷却材のエンタルピー変化のホットチャネル係数]=[炉心内の最大エンタルピー上昇]/[炉心内の平均エンタルピー上昇]、で定義される。ホットスポットファクタも参照のこと。


<登録年月> 2000年11月

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