ビキニ事件

ビキニ事件 びきにじけん

 漁船第五福竜丸がアメリカのビキニ環礁での水爆実験に遭遇して被災し、乗組員23人が放射線被ばくの障害を受けた事件をいう。1954年3月1日、マグロ漁船第五福竜丸(乗組員23人)がマーシャル諸島のビキニ環礁で操業中にアメリカの原水爆実験に遭遇し、放射線被ばくした。マグロ漁を終えて3月14日に焼津港に帰港・上陸後、全乗組員が放射性降下物による放射線被ばくによって障害を受けていることが判明した。入院・治療を受けたが、9月に一人が死亡した。退院後の乗組員は放射性降下物によって外部被ばくと内部被ばくを受けたことから、放射線被ばく特有の疲労、悪心、嘔吐などがあり、皮膚では潰瘍、びらん、紅斑等が見られ、全身的には白血球と赤血球の減少があり、染色体の異常も観測された。全身線量で1.7Gy〜6.9Gy被ばくしたと評価された。


<登録年月>
2011年10月




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