緊急被ばく医療ネットワーク会議

緊急被ばく医療ネットワーク会議 きんきゅうひばくいりょうねっとわーくかいぎ

 国の防災基本計画原子力災害対策編に基づいて、平成10年7月、放射線医学総合研究所に設置された、外部専門医療機関との緊急被ばく医療に関する協力のためのネットワーク会議。通常時は、「協力医療機関における医療体制の充実状況」、「救急医療を取り巻く技術的制度的進展状況」等緊急被ばく医療に対処する上で関係者が共有すべき重要な情報交換を行い、緊急時対応のマニュアルの制定、改廃及び運用上の問題点の検討を行うとともに、ネットワークを舞台として行われる研究協力、人的交流等に関する全般的な運営を行う。日本医師会、日本救急医学会、日本原子力学会、日本保健物理学会など関係する団体などからの参加者、また、科学技術庁、厚生省、労働省、自治省、防衛庁など関係省庁からもオブザーバーを得て構築されている。平成11年9月30日のJCO臨界事故の際、3人の被ばく患者の治療方針などがこのネットワーク会議により検討された。


<登録年月> 2000年03月

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