equilibrium core. 原子力発電所では、原子炉内の核燃料は運転が進むにつれ燃焼するので、ほぼ定期的に燃料を交換する(日本ではほぼ1年ごとに、BWRでほぼ4分の1づつ、PWRで3分の1づつ新燃料に取り替えられる)。燃料の取り替えが何回も進むと、取り替える燃料の濃縮度がほぼ一定となり炉心特性がほぼ一定となった状態になる。これを平衡炉心という。通常、最初の炉心に装荷した燃料のうち、取り替え単位量1回分だけが残った時点で平衡炉心という。しかし、実際には炉心特性の変化が徐々に続くので、概念的な平衡炉心を設定し、これについて特性評価を行っている。