コーキング反応

コーキング反応 こーきんぐはんのう

 coking reaction。溶融した炉心が原子炉容器を貫通し、格納容器の原子炉キヤビティに落下した場合、キャビティを形成している格納容器コンクリートとの相互作用(溶融炉心コンクリート相互作用)が生じる。この相互作用によりコンクリートが溶融侵食されるとともに二酸化炭素及び水素を主とするコンクリート分解ガスが発生する。コーキング反応とは、発生した二酸化炭素がコンクリート上の炉心溶融物を通過する間に、炉心溶融物内に存在するジルコニウム等の金属により炭素まで還元される反応をいう。


<登録年月> 2000年02月

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